心理学の闇ビジネスとは
日本人が学ぶ心理学とは、小手先の技術ばかり教えており、ビジネスでは戦力にはなりません。
ビジネスの道具として、生徒を見ているのです。
日本で心理学を学んでビジネスにする場合は2種類です。
・民間資格(コーチング、カウンセラー)
・国家資格(産業カウンセラー、キャリアコンサルタント)
この民間資格と国家資格の2つしか存在しません。
民間資格では、怪しい資格がたくさん
この日本の民間資格、心理学のまがいもの、コーチングやカウンセリングのまがいものまで存在します。
①催眠商法を教えているもの
②資格を取ることをゴールとしているもの
③学問のみで、ビジネスに実用性がないもの
①催眠商法を教えているもの
一時期、コールドリーディングというものが流行りました。
威圧的に連続して言葉を発することで、相手の思考を麻痺させる方法です。
人は、2つの矛盾する言葉を連続して言われると相手の思考力は麻痺していきます。
「早く右にいきなさい。」(恫喝的に)
その後すぐに
「だから、左に行けといっとるやろ」(恫喝的に)
これは、自己啓発セミナーでもよく使われる手法です。
極限まで疲れさせて思考麻痺の状態にして、洗脳用語を唱えさせます。思考を失った人は、簡単に洗脳されやすくなります。
②資格を取ることをゴールとしているもの
資格商法では、終わりのない資格取得を目指すコースです。
1万円からスタートして、5万円、次に30万円、さらに50万円、そして100万円、その上があり300万円と永遠に資格取得のために続いていく商法です。
資格をとって、それがビジネスで回収できれば、文句は一切ありません。しかし高額な資格を取ったのに、自分たちで名前を使ってビジネスをしようとしとところ、資格発行団体から邪魔された方を知っています。
NLPの資格発行団体で日本で一番有名な団体です。
私は30万円のコースで十分だと思って、辞めました。結果的に、そのコースだけで十分でした。しかし、その上のコースを受けた人は、未だにビジネスとして成り立っていないのです。
③学問のみで、ビジネスに実用性がないもの
多くのビジネスはこちらに当てはまるかもしれません。
知的好奇心を刺激しながら、学ぶ意欲を高めるですが、その学びによって、実用性があるわけでもありません。
インターネットやブックオフで売っている本の情報をかき集めた程度のものもあります。
その知識を経営者相手に話したところで、鼻で笑われてしまうでしょう。
「机上の空論」で、「実践0」だからです。「だから何なの?」ということになります。
心理学をビジネスにするなら、継続した学びと激しいトレーニングがいる
欧米での心理学を実践するとなると、頭が良くないと軽蔑されてしまう
欧米での心理学を学ぼうとすると、哲学を理解していないと、実用するレベルまで達しないといいます。
多くの心理学は、哲学から派生したものだからです。
過去の哲学から、論理学まで幅広い分野の学問を取り扱うのです。
心理学の歴史や心理療法を知らないとなると、潜りだと思われ、相手から軽蔑されます。
産業カウンセラーやキャリアコンサルタントが国家資格になっているのも、人のマインドを扱うものです。
人の人生を左右するものにもなってくるわけですから、生半可な気持ちで取り組んで、相手の人生を左右してはいけません。
コーチングやカウンセリングをするなら、自分を律する精神力が必要
心理学をベースとしたビジネスをするなら、生半可の気持ちではできません。自分の精神を律する必要があるので、自分の感情や思いつきで何かを判断することは許されないからです。
殆どの日本のコーチングは「甘やかし」です。
「無理しなくていいよ」
「出来る方法が考えてみよう」
アメリカでは、異なります。
相手がやる気を出すために、知恵を絞って、時には叱って相手を発奮させる。
やり方が非常に高度です。叱ることは、褒めることにエネルギーを使うからです。
高橋大輔や安藤美姫のコーチは、名コンサルタントでありコーチ
スポーツ選手のコーチとは、コンサルタントであったりします。
コンサルティングとは、問題解決であり、振り付けを教えることです。
振り付けを教えるためのステップや、より技術力が高く美しい振り付けのために改善するための指導を行います。
それだけではありません。
同時にメンタル管理も行っていきます。
上手く飛べなかったり、着氷に失敗して怪我をしたりとスランプに陥ることもあります。そのスランプを切り抜けるためにマインドを管理していくのですが、甘えが出ている場合は叱らなければいけないのです。
相手の能力を高めるために、叱ったり励ましたりすることです。
もし、「今は飛ぶ気がしないなら、飛べるまで休んでいいよ」と甘やかしたら、大会で勝つことはできないのです。
それが本当のコーチングです。
安藤美姫がインドネシアの子どもたちにフィギアスケートを教える番組での特集で、スケートの練習中にやる気がない子がいました。安藤美姫はその子に「やる気がないなら、帰って」と叱りました。その後、その子供は自分の過ちに気付いて、安藤美姫にすぐに謝って、練習に再度参加することができたのです
安藤美姫は、名コーチのコーチングを受けていたために、プロとしてどうあるべきかをとっさに伝えることができたのです。
日本の甘やかしなコーチングとは全く違うのです。
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