自己啓発セミナーでは泣くな。完全洗脳のロードマップ

自己啓発セミナーでは、「涙を流す」プログラムが組まれています。

プログラムでは、緊張→弛緩に切り替えることにより、洗脳します。
参加者に極度のストレスをかけて、その後、緩めるのです。
この緩めるときに泣いてしまうと、あなたは完全に洗脳がかかっていると考えたほうが良いでしょう。

<ステップ1>緊張モード:想っているものを全て吐き出す

私が過去に参加した自己啓発セミナーでは、このような形態を取っていました。

1.人に言えない秘密を告白する。

人には誰にも言えない悩みが1つ2つあります。
その悩みを告白するものです。小学生の万引き程度のものから社会的に倫理的にアウトなもの(犯罪に抵触しないもの)を人前で告白していくのです。
口外すると人の人生に左右することもあるので、ここまで書けませんが、かなり強烈的なものでした。

人に言えない秘密を告白することは、非常にフラストレーションを抱えます。
このときに心理的には極度の緊張が起きるのです。

2.生き方の本気度をテストする
ダイアードという方式で対面で座って、相手の目を見つめながら、相手から感じる言葉を言っていきます。

①「相手の弱みを言う」ワーク
②「相手の強みを言う」ワーク

①相手の弱みを言うときは、心理的にとても緊張状態になります。
相手から悪口を瞳に向かって言われるからです。
通常の参加者からは、当たり障りのないことを言われるのです。

しかし、トレーナークラスの人間からは、言われたことは強烈でした。
「すぐ逃げそう」「自分の利益ばかり考えている」「自分本位」「他人のせいにする」「弱虫」「約束をもすぐに破る」
残念ながら、全て私に言われたことは当てはまっていたので、罪障意識につながって、ダークなモードになってしまうのです。

「なんで自分はこんなダメなんだろう」というモードになってしまうのです。

次に②相手の強みを言うワークになると、どんどん相手を励ますような言葉を言っていきます。
トレーナーへの恨みから、トレーナーへの感謝というものが生まれます。
このやり方こそが、洗脳ポイントです。

3.「立て」のワーク

椅子に5人ほどが座って、あなたが「立て」と言って、全員を立たせるワークです。
ルールでは、立て以外の言葉を使ってはいけないです。

シチュエーションとしては、相手が火事で取り残されていて、あなたしか助けることができない。
立てという言葉で必死に伝えないと、相手は助からないというシチュエーションです。

普通に立てという言葉を言っても言葉に履きがないために、魂をこめないと伝わらないのです。
最初は「立ってください!」を易しめに言っていた人も、最後の方は「立て」、そして「立ちなさい!」と声を荒げるパターンが多いです。
自分の言葉によって、相手が動かないとこにフラストレーションを抱えるワークです。

どちらかいうと日常の人間関係の構築で立つ、立たないを決めるワークでしたので、このワークにはあまり意味がかなかったです。

<ステップ2>自分は人生で変わる資格があることを自覚させる

ステップ1で緊張状態が大きくかかった後は、後はひたすら緩和していきます。
一番多いパターンは、自分の過去と現在との決別です。

バックで癒やしの音楽が流れ、その音楽に合わせてトレーナーが声をかけていきます。

そして、このようなフレーズの投げかけるのです。
・家族に対する感謝のフレーズ
・自分に感謝して、大事にするフレーズ

今までの人間関係や自分を大事にしなかったことを改め、
「自分の過去の過ちを正して、新しく生まれる変わるための宣言させる」のです。

ここで、多くの人は涙を流します。

そして、その結果、
「自分の人生に効果的だった」
「人生の価値感が変わった」
という言葉を言うようになります。

このステップ1とステップ2の流れで、大声を出したり、泣いたりすることによって、内面の押さえつけたものを開放するので、この経験自体に感動するのです。

一種のセラピー的な手法ですが、自己啓発セミナーの会社が悪どいのは、このスキッリした瞬間に次のコースの案内を行って、さらに受講者からカモっていくのです。
もし、不本意に参加してしまったら、他の参加者を軽蔑しながら、決してあなたのマインドは巻き込まれないようにしてください。

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この記事を書いた人

元東芝エンジニア「WEBマネタイズの専門家」/ ㍿TreasureNey取締役。
時間とコストを省く、最もシンプルなWEBでの収益法をお伝えしています。東芝時代に培った開発設計業務経験から、簡単に誰でもWEBを使ったメディア制作をレクチャーします。

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