洗脳とは? ここでの洗脳とは、「特定の思想や考え方」です。 学校教育や会社や日本社会での教育も全て洗脳と呼ぶことができます。 日本にいると、単一民族で、同一言語、同一人種のために気づかないことが多いのです。 あなたは、どれか当てはまるものはありますか?
<学校教育の洗脳>
・授業では、「起立、礼、着席」をする
・成績では「2」をとってはいけなく、「3」以上の成績が当たり前。
<会社での洗脳>
・残業するのは当たり前
・先輩より先に帰ってはいけない。
<社会での洗脳>
・銀行ローンでの持ち家は当たり前
・結婚して、ようやく一人前になる
・女は家事をするのが仕事で男が台所に入るのはご法度だ
これらは海外には通用しない日本独自の学校、会社、社会での思想です。(良い悪いは置いておきます) 人によっては異なりますし、古いものや置き換わっているものももちろんあります。
実体験
私は、某メーカーに努めていた時、通勤電車に乗ろうとしていた時、駅の工事で封鎖されている階段に3日連続、間違えたことがあります。
これは無意識にプログラミングされている思想や考え方です。
極端な例え方をすると、
遅刻してはいけない
↓
この階段を通るのが最短で電車に乗る方法だ。
あなたが過去に特定のコミュニティや、家庭環境、スパルタ教育的な学校、ネットワークビジネスや宗教に所属していた場合は、少なからずも洗脳されていると考えてください。
人生を損する3つの洗脳パターン
洗脳されていると、3つのパターンに陥りやすくなります。
- 騙されやすく、お金を失いやすい夢追い人パターン
- 人間関係を作りにくい自己開示が苦手パターン
- 自分よりも下の立場の人に強制するハラスメントパターン
①騙されやすく、お金を失いやすい夢追い人パターン
これは、「現在が不遇で逃げたく、どこかに理想郷がある」と考える人に多いです。
「親切にしてくれる人だから悪い人はいない。」という人は、恵まれた家庭環境にいることが多いです。
一時期、ネットワークビジネスにハマっていた時には「もっと良い生き方がある」とか、自己啓発セミナーにハマっていた時には「もっと自分には価値がある」とか、情報教材にハマっていた時は「もっと良い稼ぎ方がある」と信じていたときに起こりました。
②人間関係を作りにくい自己開示が苦手パターン
これは、過去に人に対して何かを良いと思ってした行為とが裏目に出て嫌われてしまった場合などに起こります。被害者意識に陥りがちです。 自分の本当の思いを伝えられず、際られないようにしようと思って、相手に迎合しやすくなります。本当はやりたくないことを引き受けたりしてしまいます。承認欲求が強い人に陥りがちです。チヤホヤされると嬉しくなって、何でもやってしまいます。
利用価値があると思った相手からは良い道具として使われてしまうことがあります。 私は以前、正にこのパターンでした。マルチの親玉に認められた一心で、某メーカーを脱サラして、月8万円で働かせれていました。今振り返ると自分のアホさ加減に呆れてしまいますが、当人は気づかないのです。
③自分よりも下の立場の人に強制するハラスメントパターン
これは、自分が今までされてきた強制を誰かに強いることです。 「恩送り」ではなく、「強制送り」です。 私もこのパターンがあったのですが、マルチの親玉にされた憎い対応を後輩やマルチ商法の若手の子にやってしまったのです。
「これやからあかんのや」みたいなことを平気で良かれとしてやってしまいます。当然、嫌われたのは言うまでもありません。笑
洗脳は自覚しない深いレベルで考え方や心理に影響している
洗脳は、本人に自覚はありません。これが怖いのです。 本人は「それが当たり前」と思っていると起こりがちです。親にやってもらったことは、自分の子供にもやるようなことです。 虐待された子供が、自分の子供に虐待されるようなものです。
しかも、「洗脳された側」は、「洗脳する側」になった時、洗脳が増幅されて起こる事が多いです。 DVされた子供は、DVする側になると親にされた以上のことを子供にしてしまいがちです。
本人が辞めたいと思ってもなかなか辞められません。これが洗脳の恐ろしさです。
以前、子供キャンプに子供たちをまとめるリーダーとして参加しましたが、親に愛情を受けて育った子が多かった印象です。親にされた良いことを他の子供にもやってあげたいという気持ちがあるのでしょう。
洗脳がおかしいと感じるために
自分が今いる環境から抜け出す事が必要です。
- 異文化に接して自分の考え方を表現する
- 他人の様々な考え方を尊重する
絶対的な考えはなくて、「このような考え方や視点もあるんだな」と理解を深めることが大事です。 前提として、自分の考えていることは、必ずしも正しくはなく、時代に合わせて調整していくことが必要という謙虚な立ち場になることです。 今だと様々な本やyoutubeの動画などもありますし、1つの著者に偏るのではなくて、多角的に考える習慣を取ることが必要です。
ただし、特定の思想に偏るのも危険なので、多角的な本を読んだりして、自分の考えを持つようにしましょう。 完璧な人間はいないので、誰もが絶対正しいということもありませんし、間違えるのが人間です。
脱洗脳で最強な自己否定の方法
一人では難しいことで、一番最強な脱洗脳の方法は、自己否定です。 (※間違えても自己啓発セミナーには出ないでください。偏った洗脳をされます。)
<間違った方法:現在の自分を否定する>
現在の自分を否定するのはやってはいけません。 理由は、現在の自己否定をしていると罪罪意識(罪を感じる行為)に陥り、現実逃避をします。 そしてノイローゼになったり、鬱になってしまったり、他者否定や他社攻撃をして信頼を失いやすくなります。 だから、次の方法を取ることが必要です。
<正しい方法:過去の自分を否定する>
これは、現在の自分否定ではなくて、過去の自分を否定する。 過去の自分の過ちだと時間が空いているので、冷静に見ることができます。ただし精神力がいります。過去の過ちを素直に認めたり、反省することで、自分の考え方や行動を改めやすくなります。 ]]>