迷走している人の共通点は、ポジティブシンキングとインプット癖

何をやりたいのかがわからずにひたすら迷走している人がいます。
「あれもやりたい」、「これもやりたい」と言いつつ、たくさんの情報を持ってきて、どれから手を付けたらいいかわからない状況に陥っています。

それは、ポジティブシンキング病とインプット病という病気です。
この病気の特徴は、「やりたいことが散らかっている人」で、自分でも「何をしたいのかわからない」と迷走している人です。

「もっと落ち着け〜」
「冷静に考えろ〜」
と言っても、本人が自覚していることはなかなかありません。

ポジティブシンキング病とは?

ポジティブシンキング病とは、
「やれば出来る」
「出来ないことも出来る」
というものです。

注意すべきなのは、「ポジティブシンキング」を完全否定しているのではなく、戦略がないことが危険です。
銃で武装したい相手に「竹槍で人を倒せる」と思い込むようなものです。

なぜポジティブシンキングになるのか?

過去の成功体験が邪魔をしているからです。

小中高で経験した「出来ないことも頑張ったらできるようになった」という強い思い込みのようなものです。

大人になれば、状況も環境も条件も変わってきます。
・時間がない人
・経験したことがない人
・苦手な人

例えば、今までプログラミングをしたことがない人が習得してビジネスに通用するレベルになろうとすると、膨大な時間がかかります。
「1万時間の法則」という本にあるように物事を習得するのに時間が必要です。

素人に毛が生えた人が、ビジネスに通用するかと思ったらそんな甘い話ではありません。

学生であれば、勉強に打ち込む時間がたくさんあるので、習得するのに時間をかけることができます。
社会人であれば、仕事をしながら、そして家族を優先するので、習得する時間をかけることができません。

ポジティブシンキングよりも有効的なのは過去を振り返ること

過去を振り返ることで、その経験から何を学んだのか?を追求するほうが効果的です。

今までの過去の延長線上にある「今」を捉えて、未来に何をするべきか?を追求する方法です。

強みの発掘の方法の記事を書きましたので、こちらを参考にしてみてください。
https://stickingpoint.jp/tsuyomi-hakkustu/

これを受験勉強に例えます。

得意な勉強
・数学
・物理

苦手な勉強
・国語
・世界史

とします。

もし数学や物理を勉強すれば、さらに上位な成績を取れるのに、国語や世界史を克服しないといけないとそそのかされると、苦手な分野を勉強し始めます。

学生で、センター試験で高得点を取るならいいかもしれません。
ビジネスでも同じようなことが言えます。

・得意なこと
得意なことを伸ばし続けたほうがビジネスにはなります。

・苦手なこと
苦手なことに手を出すと、やることが多くなり混乱が起きて、何も形になりません。

ポジティブシンキングになると、冷静に思考できない恐ろしさを感じます。
ポジティブシンキングは今すぐに辞めましょう。

インプット病とは?

インプットが目的で、何も行動に結びつかない人のことです。

山手線症候群と皮肉で使っています。
やりたいことが自分でもわからないので、同じところをぐるぐる回って、何も行動に結びつかない人でうs.

アウトプットしないインプットは無意味です。
アウトプットしなければ、良質なインプットが出来ないからです。

アウトプットするためにインプットしていても、アウトプットしなければ、インプットの意味はありません。
ダイエットで「食べているのに痩せない」というようなものです。
まさにうんこをしないで、食べ続けて体重が減らないような人です。

「なんぜ痩せないの?」

本人に自覚はないので、「食べすぎでしょ?」とか「うんこしているの?」と問いかけないと、インプット病に気づくことはできません。

アウトプットするのはビジネスで武器にするため

何のためのインプットかというと、ビジネスに応用するためでしょう。

料理法であれば、
・フレンチの本を読む
・和食料理の本を読む
・中華料理の本を読む
ということで、実際には「料理ができない」ということです。

つまり、情報をインプットをしすぎて、アウトプットできていないとうことです。

顧客にも情報をインプットしすぎて、情報を整理できないとクライアントが相談に来ます。
その時は、一度紙に書き出すようにしてもらっています。
だいたいが「今すぐやらなくてもいいこと」や「そもそも必要がないこと」だらけだったりします。

情報を整理しないままコンサルティングをすると
・あれもやりたい
・やっぱこれもやりたい
・やりたいことが違ったので、やり直したい
ということが起きてしまいます。

インプットで本を読みまくっている人は、まずはアウトプットしましょう。

一番オススメはブログを書くことです。
・自分が何を分かっていないのか
・どんな体験をしてきたのか
が書いていくことが整理できます。

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この記事を書いた人

元東芝エンジニア「WEBマネタイズの専門家」/ ㍿TreasureNey取締役。
時間とコストを省く、最もシンプルなWEBでの収益法をお伝えしています。東芝時代に培った開発設計業務経験から、簡単に誰でもWEBを使ったメディア制作をレクチャーします。

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