マネジメントの重要な視点で、「情をかけすぎないこと!」は以前お話しましたね。
しかし、日本の諺には、「情けは人の為ならず」という言葉があります。
意味は、「情けは他人の為だけではない、いずれ巡り巡って自分に恩恵が返ってくるのだから、誰にでも親切にせよ」という意味ですよね。
決して、「他人に情けをかけると、その人が他人に頼る癖をつけてしまうので、必要以上に情けをかけるなということ。」ではありません。
ここは、よく誤解されて使われてる人が多いので要注意です!
英語では「Today you, tomorrow me」(今日のあなたは明日の私)という同様の意味の諺があります。
「情け」とは人の心の痛みをわかってあげられる能力なのです。
人の気持ちにある痛みをわかってあげられない人は、どんなに他の分野で努力してもリーダシップを発揮できません。
相手にとっては鬱陶しい説教を垂れ流すことしかできません。
自分ではアドバイスを与えているつもりでも、相手はそのように受け取ってくれません。
そして、あなたは相手にとって、周りの人達にとって、「ウザくて痛い人」になっていきます。
フラれたことが、メリットになるのは自分がリーダーシップを発揮しなければならない場面でようやく悟ることができます。もっと突き詰めて言えば、それはフラれた経験から学んだことからなのです。
自分が失敗した点や改善すべき点を反省し、次に同じような状況になったときにはうまく対処することを我々はあらゆる失敗から学ぶことができます。
フラれた経験は男女の人間関係における失敗の一つの経験であり、その心の痛みを乗り越えたことで自己成長に繋がってきたことを悟るのです。
さらに、フラれたという経験から、本当に自分を愛してくれる人を見つけるための目を養うことができます。
自分が経験した心の痛みを乗り越えた人間の話しか、他人は聞こうとしない!
異性にフラれるという経験は人生における重要な試練であり、その痛みを乗り越えた人しか、他人の本当の気持ちはわからないのです。
失恋とは相手のことを深く知る能力を得るための試練の経験であり、これを経験しないと、一方的に自分の気持ちや思いをぶつけるだけの人間になってしまいます。
リーダシップとは、相手が「この人は自分の事をこんなにもわかってくれるんだ!」と思わせる能力であり、それが信頼関係を強固にする技術に繋がっていきます。
「自分はこんなに部下のことを大切に思っているのに、何であいつらはそれをわからないんだ!」とイライラする事が多い人は、異性にフラれる経験値が足らない人に限って、圧倒的に多いです。
偏差値秀才の学歴が高いだけの「人間バカ」は決して出世できない!
偏差値秀才で学歴が高い人が、社会で上手く通用しない例はこのような心理的カラクリがあるんです。
一方的に好きになってフラれる経験値が高い人は、リーダーシップを発揮する場面でとてつもない信用を獲得することができます。
なぜなら、人の気持ちがわかる人間に成長しているからです。
上手くリーダシップを発揮できる人は、過去の恋愛経験で「一方的に好きになってしまうという、そのような恋愛は長続きしないことが多い」ことが良く分かっている故に、上手く人間関係を築くためには、人の話を無意識レベルで傾聴するテクニックを身につけている場合が多いのです。
また、フラれた経験から、相手のことをよく知った上で本当に自分に合う人を見つけるための目が養われていることも多いです。
そして、幸せな人間関係を築くという確固たる意思とスキルが自然と身についている方が多いですね。
そして、相手から拒絶されることを怖がらない故に、営業やセールスも得意になっていきます。
だから、異性にフラれた経験値の高いひとは、金持ちが多いんですよ。
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