結論を言えば、「あなた自身の責任！」ということになります。
物事を俯瞰して、達観して、超越して観ることは最重要課題ですが、最難関でもあります。
「他人を信じ過ぎず、疑い過ぎず」の境地になることは、「言うは易し、行うは難し」です。
しかし、そうなることは喫緊の課題でもあります。
中庸の精神を四六時中意識する為には？
中庸の精神は、儒教哲学に由来する概念であり、「過ぎず不及ず」、「極端に偏らず、中道を行く」ことを指します。
中庸は、個人や社会において、極端な考えや行動を避け、バランスのとれた適度な行動をとることを求めます。
中庸は、儒教の三大教えのひとつであり、人間関係や社会秩序を重視する思想です。
中庸は、個人の自由や利益よりも、社会全体の福利を追求することを目的としています。
また、中庸は、徳治主義の理念に基づいており、個人が自己の内面を磨くことで、社会全体がより良い方向に向かうことを目指します。
中庸は、中国の伝統的な価値観の中で重要な位置を占めており、現代の中国でもその影響力は大きいです。
また、中庸の考え方は、日本や韓国などの東アジア諸国でも広く受け入れられ、影響力を持っています。
また、仏教における中庸とは、「中道」（ちゅうどう）と呼ばれる考え方であり、「極端な二元論を避け、あらゆることに適度なバランスを取ることが大切である」という思想です。
中道は、仏教においては釈迦が説いた「四諦（しと）」の中のひとつであり、「苦諦」（くだい）、「集諦」（しゅうだい）、「滅諦」（めつだい）、「道諦」（どうだい）の四つの要素からなります。
中道は、これら四つの要素を調和的に統合することによって、真の自己の発見や解放を促すことを目指します。
中道は、過度な快楽や苦痛から離れ、物事を客観的に見つめることで、自己の内面を観察し、真の自己を発見することを目指します。
また、中道は、極端な考えや行動を避け、適度な行動をとることを求めます。
仏教における中道の精神は、生きる上でのバランスを取ることが大切であることを示しています。
更に、西洋の中庸とは、古代ギリシャ哲学の一派であるストア派哲学に由来する概念であり、人生において中庸の道を追求することを指します。
ストア派哲学は、人生において幸福を追求する方法を探究することを目的としており、中庸の道を追求することがその方法のひとつであると考えています。
ストア派哲学では、極端な考えや行動を避け、常にバランスのとれた中道を歩むことが大切であるとされます。
ストア派哲学では、自己制御や自己規制、合理的思考などを重視することで、中庸の道を歩むことができるとされます。
また、ストア派哲学では、道徳的な価値観や正しい行動原理を持つことも中庸の道を歩むための重要な要素であると考えられています。
ストア派哲学は、古代ローマ帝国でも広く受け入れられ、その思想は現代に至るまで影響を与えています。
西洋における中庸の精神は、ストア派哲学に由来するものであり、個人の自己規制や道徳的な行動を通じて、個人と社会のバランスを取ることを目指しています。
弁証法と中庸の違いを把握せよ！
弁証法と中庸は、ともに哲学的な考え方であり、それぞれが異なる目的やアプローチを持っています。
弁証法は、主にドイツ哲学の一派であるヘーゲル哲学に由来する概念であり、対立する2つの要素が存在することを前提としています。
弁証法は、それらの要素を分析し、合成することで新たな理解や進歩を生み出すことを目的としています。
つまり、対立する2つの要素を統合することで、より高次の合成的なものが生まれると考える方法です。
一方、中庸は、過度な極端や偏りを避け、適度なバランスを取ることを目的としています。
中庸は、中国の孔子が説いた儒教精神や、インドで釈迦が説いた仏教の思想や、古代ギリシャ哲学のストア派哲学に由来する概念であり、個人の道徳的な行動やバランスのとれた生き方を追求することを重視しています。
つまり、弁証法は対立する要素を合成することで進歩を生み出すことを目的としているのに対して、中庸は極端な要素を避け、適度なバランスを取ることを目的としています。
弁証法は理論的な考え方であり、中庸は実践的な生き方を指し示す考え方であるといえます。
「自分に期待し過ぎず、失望し過ぎず」が、あなたを極限まで磨き上げる！
「他人を信じ過ぎる」時、あなたは自分に対して「過剰に期待」しています。
また、「他人を疑い過ぎ」て疑心暗鬼になっている時、あなたは、自分に対して「余計に失望」しています。
すべてが無駄な心理活動であることを自覚しましょう！
そうすると、あなたは本当に「神があなたのそこに居る！」ことに気がついてくるでしょう！
ビジネスや投資や、あらゆるコミュニティーにおいて最も必要な精神状態になるという事です。
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