“Less is more”(少なければ少ないほど良い)とは、多くの場合、シンプルで単純なものが、複雑なものよりも効果的であるという考え方を指します。
この考え方は、デザインやアート、文学、音楽などの分野でしばしば引用され、余分なものを省き、必要なものだけを残すことで、より効果的な作品を作ることができるとされています。
この言葉は、19世紀のイギリスの詩人ロバート・ブラウニングが使用したとされています.
その後、建築家ル・コルビュジエや芸術家ミース・ファン・デル・ローエなど、多くの芸術家やデザイナーによって広く引用されるようになりました。
これは「Less戦略」とも言えます。
これは最初に「Not to Do List」をノートにメモ書きしてから、スタートさせていくと言うものです。
いきなり、「絞ってからやれ!焦点を絞らないといけない!フォーカスせよ!」
と言われても、これは才能のある人の言葉で、いきなり普通の一般人ができることではないのです。
普通の一般人の凡人才能であれば、絞る事に関しても博打みたいに「当てっぽんぽん」で絞ってしまうからです。
絞ってやること自体が「クズレベルのやらなくて良いこと」になってしまう場合がほとんどです。
だからこそ、普段から「Not to Do List」を作って、絞る練習をして、「絞れる習慣」を身に付ける必要があるのです。
「絞→回→量→質→時」の順に学習レベルを上げていく。
自分が真っ先にやらなければならない焦点を絞ってフォーカスした後、更にしなければならないことは、「回数」を繰り返すことです。
学校や受験などの勉強であれば、「これをやる!」という一番簡単な、しかも薄い、基本問題集を100回繰り返す、というようなことです。
受験や仕事において、100%成功できない絶対法則が、たった一回で終わらすのです。
それどころか、一冊をたった一回も終わらせられない人が、日本人の80%も居るということを忘れてはなりません。
そして、10%がたった一回だけ終わらせられる人達です。
残りの1割だけが、絞り込んだ一冊を二回以上繰り返す人達です。
学ぶことにおいて、第二番目の大切な習慣がこの分野なのです。
一番簡単で、最も薄い問題集を最短最速で素早くさっさと一回終わらした後、とにかく猛烈にその回数をこなす!
重要な点が、ダラダラとやらないことです。
「わかる」は後からついてくるもので、最初はさっさとして、「できる」状態をつくることです。
「できる」を繰り返して、理解は後からついてくることを意識することです。
仕事というのは、勉強のやり方の延長上にあるもので、勉強がさっぱりできない人間が、「仕事ができる」状態をつくることは決してできません。
ここでいう「勉強ができる」というのは、点数の結果より、やり方というプロセスのことを言います。
結果の点数だけ良くても、プロセスのやり方がお粗末なものでは、絶対に仕事に活かせないからです。
仕事というのは、勉強の段階での「過程と結果」の両方が求められます。
なぜなら、仕事というのは、汎用性が価値になってくるからです。
あなた独りだけに可能な、複雑な方法は、ビジネスでは価値を持ちません。
プロセスの段階で、より簡単に、より簡潔に、より簡略化されたシンプルなものでなければ価値を持たないのです。
東大を出たエリートの偏差値秀才が社会に出て躓いて挫折してしまう例はここにあります。
社会に出て、躓いて挫折する学歴エリートは、自分以外の他人にもできる汎用性が高いもの、すなわち価値を生み出すことができないのです。
それは、自分独りにしかできない複雑なやり方で、勉強の過程を経てきたからなのです。
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